本研究は、訪問看護師による在宅療養児の虐待に関連する状況把握とその把握した状況を虐待と捉える認識の実態を明らかにする事を目的とし、全国訪問看護事業協会正会員の訪問看護ステーションの内、20歳未満の在宅療養児への訪問実績がある1,188件に無記名自記式アンケートを郵送し、訪問看護師1名に回答を依頼した。調査項目は、年齢、性別、看護師経験年数、訪問看護師年数、在宅療養児訪問経験数、在宅療養児の虐待に関連した状況を把握した経験の有無、その状況を虐待と捉えた程度を問うた。調査は本人の自由意志とし、共立女子大学研究