本研究は、在宅難病患者が災害時に抱く不安と社会との関係を中心に文献検討を行い災害時における在宅難病患者の課題を考察していく。在宅難病患者にとって災害時は、地域のケア力や連携が重要になってくる。在宅難病患者における災害発生時の実態は準備状況と発生時の不安を裏付ける結果となっている。災害発生時の実態からもわかるように関係機関が在宅難病患者の元へ到達するには時間を要する。そのため在宅難病患者は、「自分が動けないもどかしさ」や「移動への不安」を感じるのではないだろうか。そこで、近隣の協力が重要となるが、<病気を知