(筆頭著者):アルツハイマー型認知症の嗅覚障害‐同定困難な三種の嗅素、脳活性化が顕著な四種の嗅素の臨床応用への期待‐
嗅覚は、ヒトの記憶や感情、本能行動に直結しており、ニオイの識別以上に大きな役割を果たしていることが予想される。よって、嗅覚本来の持つ意味をより深く考えることが重要である。今回は、嗅覚の状態と脳血流量変化(応答領域)に視点を置いた調査について報告する。特に、ニオイの同定が難しい傾向にある三種の嗅素及び4種の特定の香りによる脳の活性化について注目し考察する。
機能性香料医学誌・ヘルスプロダクト誌