ERAP1の2つのアイソフォームの遺伝子発現は別個の転写後制御によって調節されている。
多くの自己免疫疾患に関与するERAP1遺伝子には二つの最終エキソンが異なる2つのアイソフォームが存在するが、その生理的な使い分けに関しては明らかにされていない。本研究ではERAP1 mRNAに着目し、それぞれ異なる3'非翻訳領域が全く異なる翻訳制御作用を示すことを見出した。さらには選択的スプライシングの制御領域を同定し、それがインターフェロンγ応答において2つのアイソフォームの比を制御する事を見出した。