今回、接骨院に対する満足度が、待ち時間においてスタッフとの会話を望む、望まない、さらに実際に会話が有った、無かったといった患者グループで分類した場合、診療・施術内容、診療時間の満足度、施術(手技・電気)時間の満足度、先生への質問、スタッフへの質問、秘密やプライバシーの保護、待ち時間といった項目と相関関係はどのような関係性があるのか調査し、今後接骨院における会話のありかたを明らかにするために本調査を行った。接骨院を選んだ理由としては、「待ち時間が短い」という理由が一番多く、次に「先生が親切」、「評判が良い」、「自宅から近い」、「医療設備が良い」という順番となった。待合室での待ち時間の間にスタッフとの会話を望むかでは、58%が望む、42%が望まないとの回答であった。
待ち時間は接骨院を選ぶ際の理由としてトップとなっているが、実際に満足度との相関性が強くでているのは施術内容や先生・スタッフへの質問に関するものである。つまり、待ち時間を作ったとしても患者さんに対しこれらを充実させることが、満足度を上げることにつながっていくのである。