本報告の目的は聴覚障がい者に対して脳振盪に対する安全管理を⽬的に、Sports-Concussion-Assessment-Tools (SCAT)とVestibular/Ocular-Motor Screening (VOMS)を用いた実践報告を⾏った。
聴覚障がい者に対する脳振盪ベースライン測定の注意を報告した。合わせて、聴覚障がい者に対する脳振盪ベースライン測定は、平均値よりも個⼈差を確認する必要性が健常者よりも強く⽰された。中でも聴覚障がい者アスリートに対するVOMS による脳振盪ベースライン測定は、 輻輳眼球運動が⾼値を⽰す可能性があり、その個⼈差は⼤きい可能性が考えられた