金瘡書としての『砦草』の性質について
第73回日本東洋医学会学術総会
『砦草』は原南陽による金瘡書である。くずし字で刊行されたこともあり内容が振り返られることは稀であったため、演者らが関わり翻刻、翻訳本を刊行した。江戸後期の本書と、金瘡書の隆盛期に成立した他の金瘡書と比較検討をし、金瘡書としての性質について明らかにした。