第67回日本聴覚医学会総会・学術講演会(山形県)
著者:野原 信(発表),廣田 栄子,仲野 敦子,有本 友季子,猪野 真純,奥沢 忍
形式:口頭発表
内容:軽中等度難聴児(MMHL児)の言語獲得は良好とされる一方で,音韻,語彙,構文と言った形式的側面に遅れを示すと報告がある。著者らはMMHL児の会話での話者意図の推測能力について検討し,話者の発話や社会的知識など文脈を活用した理解の課題を指摘した(野原・廣田,2022)。今回は,小学校入学前後のMMHL児の言語発達(語用と形式)を解析し,特に言語の文脈的利用の関連要因を検討した。