内山孝子・酒井千恵・ 殿城友紀・河合桃代・茂野香おる・川嶋みどり 自然の回復過程を整える熱布バックケアの普及を目的としたプロジェクト活動のプロセスについて明らかにする。【方法】アクション・リサーチ 研究期間:2018年~2020年 アクション:①講習会(講義、演習、リフレクション会)、②メール(近況報告と質疑応答)、③インタビュー(グループ・個別) 参加者:300床程度のB総合病院看護師8名、看護部長および副看護部長、計2名。日本赤十字看護大学倫理審査委員会の承認(2018-026)を得た。【結果】動機付けの段階、ケアの効果を体感する段階、熱布旋風が吹く段階<!--[if !supportAnnotations]--><!--[endif]--> 、足踏みの段階、ゆらぎの段階、リフレクションの段階が浮き彫りとなった。【考察】熱布バックケアの普及には、看護師自身が心地よいケアを体感すること、体感したことがある看護師が複数名いること、その看護師が一定期間病棟に所属すること、看護管理者による実践者への継続的な支援が重要であることが示唆された。 |