嚥下障害者への食事介助における看護師の身体知に対するビデオカメラを用いたアプローチ
人工知能学会第6回身体知研究会、37-41
河合桃代、諏訪正樹、川島みどり本研究では、嚥下障害者への看護師の食事介助場面をビデオ撮影し、当該看護師と録画場面を視聴することで言語化を促すアプローチにおいて、ビデオカメラを持ち込むことが何を意味するのかに着目した。居宅介護支援を行う一施設に勤務する看護師3名と嚥下障害者1名が研究参加者で、2009年5月から半年間フィールドワークを行った。看護師は、研究者にビデオ撮影時のアングルを指摘することで自らの着眼点を言語化し、研究者のビデオの持込みにより言動が変化した。