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②苦悩の只中にいる生徒は「今」しか見えず、「今が苦しい」「今すぐになんとかしてほしい」と訴えがちである。一方、大人である教員は悩みと向き合うことで人が成長することを知っているし、悩みとの向き合い方も心得ている。性同一性障害や性別違和があるからといって腫れものを触るように対応したり、生徒の望みのままに全て叶えることは正解ではないと筆者は考える。生徒の話をじっくりと聞き、学校のなかですぐに対応できること、できないことを話し合う。対応に時間がかかる場合には、その間どうしたら苦しみが軽減できそうか、ア