学校における自殺予防教育プログラムGRIP—5時間の授業で支えあえるクラスをめざす
本稿では、自殺予防教育プログラムGRIPについて、その一部のプログラムを紹介している章である。GRIPは中学生を対象とした、全5時間授業からなる多段階構造の自殺予防プログラム教育である。1,2時間目で扱う「感情を言葉にして対処する力を身につける」プログラムを紹介している。感情を言葉にする力は、学校で自殺や自傷について話し合ったり、人に悩みを相談する/相談にのるための基礎力になると考える。
新曜社