残存予定肝からの胆汁中総ビリルビン排泄量からみた黄疸肝切除例における残存機能評価
残存予定肝からの胆汁中総ビリルビン排泄量(LTB)により、黄疸肝切除例の残存肝機能を評価できるか検討した。黄疸を伴う肝胆道癌患者で葉切除以上の肝切除を行い、術前に残存予定肝からの胆汁をすべて回収し得た41例を対象とした。Retrospectiveに耐術群と術後肝不全死群に分け2群間の肝機能に関連する諸因子、残存予定肝からの胆汁量、胆汁濃度とLTBについて検討した。2群間の諸因子
胆と膵30巻2号119-124