ボンビコール産生系におけるフェロモン腺の脂肪滴ーその役割と動態制御ー
ボンビコール産生は、PBANRで受容された PBANシグナルをカノニカルな経路を介して小胞体 Ca2+ ストアを枯渇させ、その枯渇を感知したBmSTIM1が細胞膜に移行してBmOrai1Bと相互作用することでSOCチャネルが開口し、その結果、細胞内に動員されたCa2+がカルモジュリンを介したタンパク質のリン酸化や脱リン酸化を通して脂肪滴リポリシスおよびアシル基の還元に関わる機能分子を活性化し,ボンビコールの産生に至ることが示された。
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