鍼治療が有効と考えられた脳腫瘍術後遷延性意識障害の1症例
玉井秀明、川村義文、渡辺英寿、神田大、山口崇他5名腫瘍性病変の開頭腫瘍摘出術を施行後意識障害の遷延や下肢の筋拘縮を認めた13歳男児に鍼治療を行った。入院333日後に週2回の鍼治療を約4ヶ月間行い、意識障害および下肢の筋拘縮も改善し、退院後、学校に通学できるまでに回復した。SPECTにより一部脳血流の改善傾向を認め、症状改善に寄与している可能性が示唆された。
麻酔