程順則の論理と現代社会―「身体感覚としての道徳」をめぐって―
本稿は、1600年代後半から1700年代前半の琉球において、政治家、学者、教育者、詩人として活躍した程順則という一人の人物について深く掘り下げ、彼の生き方をとおして現代社会を考察することを試みたものであり、「身体感覚としての道徳」をキーワードとした。本稿の目的は、彼が生きた時代を知り、彼の功績を理解し、彼の思想や行動を内側から捉え、そこから得た知見をもとに現代社会を見つめることである。
流通経済大学「流通経済大学社会学部論叢第29巻第1号」79~96頁