吸入手技に対する理解が困難な場合や症状が改善しない場合に、医師と看護師が介入し「ACT」を用いた吸入指導を施行し、10名の患者が吸入指導を終了している。対象者に看護師は吸入器を使用した吸入手技の確認とACTの点数を確認し、喘息コントロール経過表を用いながら評価を行った。結果、吸入力不足、息こらえ不足、嗽忘れなどが多くみられたが、再指導することでACTの点数が上昇し、症状の改善が認められた。看護師が個別に問診し、丁寧な指導を繰り返すことで患者の疑問や問題点を解決し、より確実な実践に繋げることでQOL向上する可能性があることが示唆された。