無職経験と母親の就業
文部科学省・日本学術振興会委託 近未来の課題解決を目指した実証的社会科学研究推進事業 お茶の水女子大学「ジェンダー・格差センシティブな働き方と生活の調和」研究プロジェクト ジェンダー格差センシティブなワーク・ライフ・バランスをめざして 最終報告書 p132-139
日本で子どもを産み就業継続している女性は1980年代後半以降25%前後で大きく変化しておらず、多くは無職を経験している。無職経験を持ち収入を高める要因と、就業選択を高める要因を量的調査から分析した。 その結果、収入を高めるためには、無職年数を短くし正社員となることが必要であり、未就学児や複数の子どもを持つことが、就業の阻害要因となっていた。