鍼治療を含む施術費用への助成はオフィスワーカーのプレゼンティーイズムに有用か: 実用的多施設共同ランダム化比較試験による検証(中間解析)
「肩や首のこり」や「腰痛」などによってプレゼンティーイズムと自覚しているオフィスワーカーに、鍼治療に要した費用に対して4週間に合計最大8,000円助成すると提示すると、平均1.4回受療して6,556円の助成を受け、しない場合と比べて労働遂行能力が4%(一人当たり19,691円に相当)向上し、企業が被る損失を一人当たり14,374円補填できる可能性が示唆された。
全日本鍼灸学会雑誌, 69(4), 「高木賞奨励賞」受賞論文