急性期における緊急支援技法とスタッフ研修　－その方法と課題－

日本トラウマティック・ストレス学会　第17回大会　シンポジウム

事件や事故があった際に、メディアで報道される「心のケア」は、実に多様な形態があり、支援内容、支援期間もそれぞれ異なる。そのため、教育委員会、学校長や教職員、保護者、時には心理士も十分理解していないことがある。心のケアが、必要であることは認識していても個々に描いている支援の中身が違い、現場で混乱することがある。

このような認識を一致させるために緊急支援におけるそれぞれの役割や支援内容の理解、現場で具体的にどのように動くのか、ということを理解する必要がある。同時に、急性期に行われる緊急支援には、よく行