医療福祉職のコンピテンシー研究に関する文献レビューを行った。作業療法士2件,理学療法士0件,言語聴覚士1件, 看護師36件,薬剤師0件,医師2件,臨床心理士1件,社会福祉士1件,ソーシャルワーカー1件(社会福祉士とソーシャルワーカーは同一論文),医療ソーシャルワーカー1件,精神保健福祉士1件について分析を行った。コンピテンシーの内容は作業療法士では就労支援と身体障害領域に関して,看護師では主任看護師,新人看護師の医療安全,救急初期,皮膚・排泄ケア認定看護師の褥瘡管理,精神科認定看護師,外来で質の高い看護支援,災害時の看護活動,中堅期の看護師,中規模病院の看護管理者,震災後超急性期の看護活動におけるチームワークの機能を高める等であった.看護師以外の職種ではコンピテンシーに関する研究は非常に少ないことが明らかになった.