デレク・キーン著「時間と空間におけるロンドンの素材」(翻訳)
『江戸とロンドン』(近藤和彦・伊藤毅編、山川出版社、2007年)121-138頁。
原題 Derek Keene, "Material London in Time and Space".本稿は、1600年のロンドンを物質的有機体としてとらえ、その空間的かつ時間的文脈の中で位置づけたものである。ネーデルラントなどの大陸諸都市との関係、人口成長、移民、デザインや建築におけるヨーロッパ文化の流入、絹織物業やガラス製造業といった輸入代替産業の成立、石炭の使用による燃料革命といった問題が取り上げられる。