ポール・スラック著「メトロポリスの勃興とロンドンの認識 1600~1750年」(翻訳)
『江戸とロンドン』(近藤和彦・伊藤毅編、山川出版社、2007年)11-23頁。
原題 Paul Slack, "The Rise of a Metropolis and Perceptions of London c.1600-1750".本稿は、17世紀初めと18世紀初めの間にロンドンが、実態と同時代人の認識の双方において根本的に変化したと主張する。この時期にロンドンの空間的なサイズと人口は急速に増大し、1750年までに同市はヨーロッパ最大の都市になった。こうした発展はメトロポリス内部の諸地域間に明確な社会的差異を生み出した。