Bristol’s European trade in 1775-1800
Graduate seminar in history 1680-1830(2000年5月23日 オクスフォード大学リンカーン・カレジ)
前年にオクスフォード大学に提出した博士課程進級論文に、その後の調査を加えた原稿による口頭報告。18世紀のイギリスについては従来大西洋貿易が重視され、この分野の研究が豊富な反面、アイルランドやヨーロッパとの貿易が軽視されてきた。大西洋貿易の一拠点とされたブリストルについても同じことがいえる。このような状況を鑑み、筆者はブリストルの税関が作成したBristol Presentsを分析し、1775,80,91,1800年の同港のヨーロッパ貿易の趨勢と、それに携わった人々を明らかにした。