レジリエントな空間と防災――ネパール・パタン、中国・麗江、トルコ・ベルガマの世界遺産エリアの事例から
被災地を歩いてみると、地域コミュニティの再生の核となるような社会的空間があることに気づく。本論では、こうした空間を「レジリエントな空間」と呼び、ゴルカ地震を経験したネパール・カトマンドゥ盆地のパタンで得られた知見に基づき、中国・雲南省の麗江、およびトルコ・イズミル地方のベルガマの世界遺産エリアの事例を検討する。
文化人類学 [特集]