第1CM関節症の病態と治療効果
第21回日本柔道整復接骨医学会学術大会
現在行われている第1CM関節症の治療は,保存療 法(装具・物理・薬物)が中心に行われているが,決して 満足の結果が得られず,また自己終息性疾患と考え,治療 を断念してしまう患者も少なくなかった.そこで我々は, 把持能力障害を有する,第1CM関節症患者に,徒手整復 にて橈背側に亜脱臼した第1中手骨基底部の整復,固定具 にて整復位保持を行うことにより良好な結果が得られたので報告する