古医方というレトリック ―「東門随筆」を手がかりに―
吉益東洞に代表される日本独自の東洋医学「古医方」は、中国古代の医方という意味であるが、このことを山脇東門の『東門随筆』を元に分析を行い、「古医方」という言い方は「レトリック」として用いられていたもので実際には一括りにはできないものであることを明らかにした。
UTCP研究論集(東京大学大学院総合文化研究科21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」論集)