サルコペニア(加齢性筋肉減弱症)と筋力強化
高齢者の骨格筋量の減少と筋力の低下をサルコペニアと呼ぶ。筋肉量は年に約0.5%ずつ減少し,80歳までに30~40%の筋量となる。不活動とは異なり速筋線維に特異的に筋萎縮がみられ,除神経モデルと類似する。原因として活動性の低下,低栄養などの多因子が関連する。本稿では,サルコペニアの病態,発症要因,さらに筋力トレーニングを中心とする予防と治療について概説した。 (共著者)阪
理学療法ジャーナル 43(7); 591-597