聾の両親を持つ視覚聴覚二重障害・脳梁形成不全児1例の乳幼児期言語・コミュニケーション発達と母子指導の経緯
"生後8ヶ月より通園施設で指導を開始した重度聴覚障害に視覚障害と脳梁の形成不全を合併する両親聾ケースの発達を追跡調査した。家庭内のコミュニケーションモードは日本手話であったが、早期補聴器装用と母親の音声言語能力の高さもあり、視聴覚障害を重複する児は手話・指文字よりも音声言語中心の獲得使用を認め、健常児の境界領域の言語獲得が可能となった。黒田生子 今村清志 伊藤泉 瀧本勲"
音声言語医学 vol.43(4),pp375-385,2002