聴こえの広がりがつなぐ豊かな情感世界-聴覚障害者の生と臨床実践のあり方
"今日の聴覚障害臨床(人工内耳臨床)の現場で私自身に経験された患者・患者家族との対話を取り上げ、関与観察による手法を用いて記述した。なかでも成人・小児各ケースの、より代表的な2つのエピソードを通じて、聴覚障害児・者の日常生活に定位した視点から、患者を取り巻く現行の問題点と我々言語聴覚士の臨床実践の意義がどのような点にあると考えられるのかを、一般読者にも理解可能となるよう概説し、
発達 第107号 pp.79-87