特別な支援を必要とする児童の保護者がとらえた支援ニーズ（２）

日本特殊教育学会第59回大会（Web開催）

瀬戸淳子、秦野悦子
本報告は特別支援を必要とする児童の保護者を対象に、学校以外の場でどのような支援を受けているか、じゃた学校の適応についてだれに相談をしているか、他の親との関係はどうか、中学の進路をどのように考えているかについて明らかにした。その結果、学校だけでなく、地域の様々な支援の場を利用していること、また他の親との関係に悩みを抱えていることが示唆された。特別支援級在籍の保護者は、他の親との関係や中学への進路について他の群とは少し異なる様相が見られた。今後他の質問項目とも合わせて、保護者の視点から支援ニーズを検討していくことが必要である。