筋損傷時には血清や筋組織IL-1やIL-6といったサイトカインが検出されることが報告されている。しかし、これらのサイトカインの筋障害における経時的な変化は明らかにされていない。そこで第一背側骨間筋に筋障害を起こし、経時的に採血し、IL-6濃度を測定した。その結果IL-6は運動12時間後に最大となった。筋痛は24時間後以降に大きく出現した。IL-6は、筋痛よりも早期に出現し、炎症の惹起に関与している可能性が示唆された。体力医学47(No.6):p.970 共著者:窪川徹、永富良一、坂田紀子、大森浩明。本人担当部分:抄録執筆。本人発表。