汎発性腹膜炎手術例における腹壁瘢痕ヘルニア発生とその予防(査読付)
%(P=NS)に,腹壁瘢痕ヘルニアがA群17%,B群0%(P=0.024)に発生した。下部消化管穿孔,汎発性腹膜炎手術と人工肛門造設は腹壁瘢痕ヘルニア発生の危険因子であった。対策として温生食による腹腔内大量洗浄,創部の減張縫合や皮下ドレーンの留置が行われていた。(結語)下部消化管穿孔を起因とする汎発性腹膜炎手術例で人工肛門造設を余儀なくされるような症例では,術後の腹壁瘢痕ヘルニ