滅菌方法が異なる2種のダイアライザの血液適合性を比較した。高圧蒸気滅菌ダイアライザ RENAK PS-1.0(以下RENAK)とガンマ線滅菌ダイアライザ APS-11SA(以下APS)を用いた。240分後の血小板第四因子とβトロンボグロブリンはRENAKにおいて402.0±58.0、454.3±85.6 ng/dL、APSにおいて550.7±116.7、680.7±217.1 ng/dLと後者で高値を示す傾向を認めたが、統計学的には有意ではなかった。高圧蒸気滅菌とガンマ線滅菌のダイアライザはどちらも血液適合性に優れていることを発表した。
本人担当部分:研究計画、データ収集・解析及び抄録・スライド作成を行った。
共著者:東郷好美、山本將人、今井基之、秋山桂一、山下明泰