新規ポリマーコーティングを施した抗血栓性材料の特性評価

第55回日本人工臓器学会大会（東京都千代田区・法政大学）

高分子ポリマーによるMDMコーティングが開発されたため、抗血栓性改善効果について調査を行った。MDMをミニ人工肺にコーティングしたMDM群、コーティングなしのnon-coating群のそれぞれに、新鮮血を充填し、循環前後の血小板数を測定した。血小板数は、MDM群と比較して、non-coating群の方が有意に減少していた。実験終了後に走査型電子顕微鏡にて観察したところ、MDM群にほとんど血小板の付着は認められなかった。MDMコーティングは抗血栓性に優れていたことを口頭発表した。
本人担当部分：研究計画、データ収集・解析及び抄録・スライド作成を行った。
共同発表者：東郷好美、水野敏秀、藤井豊、松田智昌、武久敢、巽英介