呼吸補助を目的とした補助循環用ダブルルーメンカテーテル(Avalon-DLC)は利点が多い。しかし、成ヤギを用いた実験終了後、DLC送血孔周囲の観察を実施したところ、6例中2例に静脈壁ないし右房壁に約1~2cmの血腫形成が認められた。両例とも内膜下組織に広範に存在した。1例の出血巣は心外膜側に達していた。両例とも、造影では適切な位置だと思われたが、実際は適切な位置よりも高かったために、血腫が形成されたと考えられた。
本人担当部分:研究計画、データ収集・解析及び抄録・スライド作成を行った。
共同発表者:東郷好美、武輪能明、片桐伸将、藤井豊、水野敏秀、立石誠司、宮本裕治、 巽英介
口頭発表