補助循環用のダブルルーメンカテーテルを種々の位置に変化させ、血液ポンプから送血を行った場合の弊害を検討した。成ヤギ6頭(60.2±0.6 kg)に対し、27Frのダブルルーメンカテーテル(DLC)を挿入した。全例、造影ではDLCの先端は下大静脈に、送血孔は右房に位置していた。バイパス流量2L/min以上で酸素化は十分であった。それぞれ、約6~8時間の補助循環を実施した。血液ポンプの流量が3 L/min以上では特に血種形成に注意が必要であることを提言した。
本人担当部分:研究計画、データ収集・解析及び抄録・スライド作成を行った。
共同発表者:東郷好美、武輪能明、片桐伸将、藤井豊、水野敏秀、立石誠司、宮本 裕治、 巽英介