災害被災地における安全な鍼施術に必要な要因についてのインタビュー研究

被災地では、被災者のケアに鍼灸が活用されている。被災地での鍼灸治療は、診療所での治療とは異なり、事前の準備や対策が必要な場合がある。被災地での治療経験を持つ鍼灸師へのインタビューを通じて、被災地での鍼灸治療を安全に行うために必要な準備や対策を明らかにすることを目的とする。
被災地での鍼灸治療の場合、現場スタッフとの事前の打ち合わせや、現場のルールを守りながら、現場の他職種とコミュニケーションをとる必要がある。また、鍼灸治療に必要な器材を事前に準備することも、通常の診療所と同等の治療品質を確保するために重要である。さらに、被災地特有の症例に対応できる鍼灸師の事前教育も求められる。
恒松美香子、池宗佐知子、野口律奈、今井賢治