地球温暖化に対する理解の経緯-我々はいつから認識し得たのか-
地球惑星科学連合大会
地球温暖化問題がいつ顕在化し認識されたかを理解することは、行動を促す上で重要である。本研究は、文献や新聞データを基に、研究者、行政、メディア、市民の認識の歴史を分析した。研究者では1824年フーリエの温室効果報告や1938年カレンダーの予測が重要で、日本では山本義一の1957年報告が初期例とされる。行政は1970年代後半から温暖化を予測に反映し、メディアでは1988年以降「温暖化」報道が急増、1997年の京都議定書などで注目が高まった。