温浴の温度差が高齢男性の動脈スティフネスに及ぼす影響
本研究では体温上昇が動脈スティフネスの指標である脈波伝播速度(PWV:Pulse Wave Velocity)に及ぼす影響に着目し,健常高齢男性を対象に異なる温度の温浴が動脈伸展性に及ぼす影響を検討した.その結果,40℃温浴により下肢PWVは有意に低下した.根底にあるメカニズムはわかっていないが,40℃温浴により,高齢者の下肢動脈PWVが低下する可能性が示された,
日本温泉気候物理医学会雑誌