高頻度鍼通電刺激後の筋力と血中乳酸濃度の変化―上腕二頭筋と下腿三頭筋の比較―
第73回 日本体力医学会大会, 福井
②加齢性筋萎縮の特徴として、遅筋線維に比べ速筋線維が有意に萎縮する事が 知られており、速筋線維の筋活動を誘発する外的刺激には加齢性筋萎縮を抑制する効 果が想定される。本研究では、速筋線維の筋活動においてエネルギー源として主に用 いられる糖質とエネルギー代謝の結果として血中に分泌される乳酸をバイオマーカー として、100Hz鍼通電刺激が血中乳酸濃度に与える影響を上腕二頭筋と下腿三頭筋で比較検討した。 その結果、上腕二頭筋では刺激後に血中乳酸濃度の有意な上昇が認められた