一側上肢の前方挙上角度と下部頚椎・上部胸椎の最大回旋との関係について
上肢を前方挙上した際の脊柱(C7~Th3)の回旋角度を、三次元磁気式位置計測装置を用いて、健常成人男性10人を対象に計測した。その結果、C7~Th3全ての脊柱にて上肢挙上側への脊柱回旋が有意に認められた。上肢挙上制限の症例について、肩甲上腕関節、肩甲胸郭関節、肩鎖関節、胸鎖関節の可動性の他に、脊椎の可動性の評価と治療の必要性を考察した。
北海道理学療法