本研究は,新鮮凍結解剖標本を用いて,日常生活で起こる様々な股関節肢位を再現して関節唇内圧を計測し,股関節肢位と関節唇内圧の関連を検討した.その結果,1時半では股関節90°屈曲,最大屈曲+内転+内旋肢位で関節唇内圧が有意に上昇した(p<0.05).股関節90°屈曲+外転肢位で3時の関節唇内圧が有意に上昇した(p<0.05).私は未固定凍結人体標本の作成、実験方法の指導と、実験計測の実働、ご遺体の納棺や火葬に携わった。
共同発表者:日髙惠喜、青木光広、加谷光規、宮本浩樹、白戸力弥、齋藤悠城、高田雄一、長南行浩、名越智、鈴木大輔、藤宮峯子