肩甲骨面挙上角度による棘上筋腱深層線維の伸び率計測:未固定人体標本を用いた棘上筋腱表層断裂モデル
第45回日本整形外科スポーツ医学会学術集会(大阪)
未固定凍結人体5体5肩を用いて棘上筋腱の表層断裂モデルを作成した。肩甲骨面挙上-10°~30°で棘上筋腱の牽引力0~120N を連続的に負荷し、棘上筋腱深層線維の伸び率を計測した。肩甲骨面挙上角度の増加により、棘上筋腱深層線維の伸び率は有意に増加した。また、断裂群と非断裂群を比較すると有意に断裂群の伸び率は大きかった。棘上筋腱表層断裂症例についての運動慮法のリスクを検証した。共同発表者:宮本浩樹、飯田尚哉、渡邉耕太