未固定ヒト遺体を用いた棘上筋腱深層線維の伸び率計測:肩甲骨面挙上角度が及ぼす影響
第12回早稲田大学・札幌医科大学スポーツ医科学研究会(札幌)
未固定凍結人体標本10体10肩を用いて、肩甲骨面挙上-10°~30°での棘上筋の等尺性収縮運動を再現した。各角度において棘上筋腱の牽引力0~120 Nを段階的に負荷し、棘上筋腱深層線維の伸び率を計測した。肩甲骨面挙上角度の増加により、棘上筋腱深層線維の伸び率は有意に増加した。棘上筋腱部分断裂症例について、発症肢位の可能性と安全で有効な肢位と負荷量の提案を行った。共同発表者:宮本浩樹、飯田尚哉、谷口達也、廣田健斗、根岸奎輔、藤宮峰子、渡邉耕太