複合家族グループにおける『家族間力動』がもたらす治療効果についての検討-11複合家族の1症例を中心にみた『家族間力動』の評価
父、母、子で構成された家族単位で参加している集団療法の場をフィールドとした。観察法、プロトコル分析、家族メンバーの心理検査などによる変容から、家族同士で生じる力動による治療効果を検討した。家族の主訴としては、子どもの不登校、ひきこもり、摂食障害、強迫性障害等であった。11家族の中の1家族(父、母、子)の治療効果について検討を行った。
小児の精神と神経