ある複合家族グループにおける『家族間力動』がもたらす治療効果の検討
父、母、子で構成された家族が、複数参加している集団療法の場をフィールドとした。その中で11家族を対象とし、集団療法におけるメンバーの言動やレポートを観察法、プロトコル分析を用いて変化をまとめた。また家族メンバーの心理検査などによる変容から、家族間力動(家族同士の間で生じる力動)による治療効果を検討した。家族の主訴としては、子どもの不登校、ひきこもり、摂食障害、強迫性障害等であった。
2004年度修士論文