食道がんにより食道切除術を受けた壮年期患者の退院後自宅療養から職場復帰へのプロセス(修士論文)
食道切除術を受けた壮年期食道がん患者の職場復帰に至るまでの語りから、複線径路・等至性モデル(TEM)を作成し、職場復帰へのプロセスを分析した。プロセスから術後症状の一つである食事という問題に、いかに対処していくかが職場復帰の一つの鍵となっていることがわかった。手術前からの情報提供と退院後の社会資源の活用によって、職場復帰後の再休職を予防する一助となることが示唆された。