ARMS群とFEP群の認知機能について縦断的に検討した。ARMS群、FEP群に対して開始時と6ヶ月後の検討から、ARMS群、FEP群間で有意な認知機能の差を認めた。治療による改善効果およびpractice effectの検討のために、健常者に対する同様の追跡を行って結果を考慮する必要があることが示唆された。ARMS群の横断検討と縦断検討から、開始時の 注意機能が機能レベルと関連があり、追跡開始後の機能改善における予測因子となりえる可能性を示唆した。FEP群では開始時の実行機能が追跡開始後の 機能改善の予測因子となり得ることを示唆した。 江口聡、管心、小池進介 、高野洋輔 、里村嘉弘 、岩白訓周 、下條千恵 、山崎修道 、荒木剛 、笠井清登