膠膜表面に及ぼす加熱処理の影響―加熱条件別にみる膠水を中心に―
加熱条件の異なる4種類の膠水(60℃前後になったらすぐに熱源から下ろした膠水、沸騰したらすぐに熱源から下ろした膠水、10分間沸騰させた膠水、沸騰30分させた膠水)を作製し、それを膜化したものを科学的機器で調査し、それぞれの膠膜の特性を明らかにした。これらの結果が日本画制作においてどのような影響を及ぼすかを検討し、効果的な溶解法を提案した。
大学美術教育学会誌